director's voice

ひつじ小屋

今度は羊毛そのものの色を生かしたフェルトでの制作をされる
ひつじ小屋さんからのメッセージをご紹介いたしましょう。

Q1
「工房からの風」にはどのような作品を出品しますか?

A1
無染色の羊毛を中心に、品種ごとに異なる毛刈りしたままの羊毛を使用した帽子、
バッグ、ショールを中心にご用意いたします。

かごバッグは今季の新作です。
異素材を組み合わせて編み上げてた籐は紅茶、コーヒーで染色いたしました。

051017a

帽子はいくつかの品種を使い分けています。
同じデザインでありながらシックに、カジュアルにと様子を変えて表現いたします。

滑らかな羊毛、少しゴワッとした羊毛の手触りもご実感いただけます。

051017e

素朴で力強く優しい羊毛の魅力、会場でぜひ触れてみてください。

Q2
「工房からの風」への出展が決まった時、どのようなことを思いましたか?

A2
背伸びして覗けそうで覗けない、ジャンプしても届かなくて、
よじ登ろうとしたけれど力尽き、再びのチャレンジの為に体力を付け、
渾身の力でよじ登った高い塀の向こうに感じた高揚感は、
躍り上がり、喜悦した興奮状態となり、
心が落ち着くまでに時間がかかったように思います。

手仕事をしている理由を再び考え、
「コツコツが叶う(かつ)コツ」という当て字でもある私の標語は諦めない、
進み続けるという意味が詰まっています。

051017c

高い塀!
そんなことはないと思うのですが、
そのように懸命にとらえてくださってありがたく思います。
手仕事をはじめ、こつこつの喜びの集大成みたいな感じですね、
工房からの風。

Q3
ひつじ小屋さんの「工房」のある街の好きなものやところ、
自慢できること大切に思っていることひとつ教えてください。

A3
荒川の土手から見える360度のパノラマビュー。
掌サイズの富士山に見守られ、四季の移り変わりを肌で感じます。

鶯の鳴き声とともに菜の花が咲き誇り、
鬱蒼と茂った草の匂い、赤く染める曼殊沙華、
空っ風が吹き荒れ、時に一面銀世界へといざないます。
ここが私の大好きな景色です。

051017d

パノラマビュー、いいですねー。
広やかな景色からうまれる、自然の恵みのかたち。
作品と出会ったいただけるのは、コルトン広場スペイン階段前。
kielo*さんのお隣で、toelleさんが対面の場所です。

ホームページはこちらになります。
→ click